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2009.01.12 (Mon)

ナナコ(nanaco)のポイント戦略

セブン&アイ・ホールディングスのナナコnanaco)も決済機能だけでなく、ナナコnanaco)の提供もしています。ライバルのワオン(WAON)と比べると、人気の点ではナナコnanaco)が一歩リードしています。
100円ごとに1ポイントがつき、それを1円単位で買い物に使うことができます。1%というポイント付与率は、一般のクレジットカードの0.5%に比べれば2倍の高さで、大きなお得感が味わえます。
当初は0.5%でよいという意見もあったようですが、0.5%や0.7%にしても中途半端であるし、財務的な体力もまだあるという点や、顧客囲い込みやイオンへの対抗もあり、最終的に1%に決定したようです。
しかも、大手流通が直接電子マネーを発行し、ポイントを付与するのは本邦初のことなので注目を集めました。
セブンイレブンとナナコnanaco)が実施しているポイント戦略がどんなに画期的なのか、先行するエディ(Edy)と比較してみます。
エディ(Edy)もポイントやクーポンのサービスを行っていますが、提携企業に限ったローカルなサービスです。例えばANAと提携して、そのマイレージ会員になるとエディ(Edy)の利用で、200円で1マイル獲得できます。サントリー系の飲食チェーンのプロントでは、エディ(Edy)でドリンクが1割引になります。
しかし、どちらもエディ(Edy)ホルダーは特定企業の会員にならないとサービスを受けられません。提携先に原資を負担してもらい、それぞれに適したサービスを提供するのがエディ(Edy)の基本的なやり方だからです。
それに対してナナコnanaco)は全国のセブンイレブンで販売するほとんどの商品で一律1%のポイントを付与し、その原資はすべて本部がしています。フランチャイジーが負担するわけではないので、その費用は相当なものになります。
セブンイレブンがこのような思い切ったポイントサービスを実施できるのも、営業利益率が10%と高く体力に自信があるからでしょう。もちろんナナコnanaco)ホルダーは、別途ポイント会員などになる必要はなく、まんべんなくポイントを貯めることができます。この手軽さも会員増に繋がっています。
ただ、今後を考えると、1%はあまりにリスクの高い選択かもしれません。稼働率があがり、みながポイント還元を利用するようになると、リピーターは増えますが、使われすぎて損が出るといったことにもなりかねません。
またイトーヨーカドーとの提携はともかくとして、今後JCBと提携し、加盟店でナナコnanaco)が使われるようになると、その際のポイントのやりとり、ポイントの付与、利益の流出をどうするかも一つの課題になります。外部への流出が増加すると、収益圧迫の要因になります。それを考えるとやはりグループ内通過に留めておくという展開になるかもしれませんね。

テーマ : 楽しく生きる - ジャンル : ライフ

タグ : ナナコ nanaco ポイント

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